2023.11.16
江川三朗八は、明治から大正にかけて、福島県庁、ついで岡山県庁に所属し、ユニークな意匠や構造を持つ洋風建築を精力的に設計した人物です。手掛けたのは、県会議事堂などの官公庁の建物をはじめ、学校、神社、洋式橋、個人住宅と幅広い。
江川式建築の特徴は、三つ❣
まず西洋式のトラスト構造、後には彼が発明した独自のトラスト構造を、建築物の和洋を問わず取り入れたこと、次に特定の意匠をトレードマークのように好んで使いつつ、外観・内観の細部にまで徹底的にこだわって造ったこと。そして宮大工出身ならではの独特のプロポーションが生まれました。
その作品は、岡山県、福島県に数多く現存し、親しみを込めて、「江川式建築」と呼ばれます。
住宅設備の大手メーカー「LIXIL」が出版した本書には、岡山から八作品、福島から一作品が紹介されています。
三番目に商業施設として紹介されているのが、津山の「銀行」です。
現在は、国登録有形文化財で、”作州民芸館”と”津山まちの駅”として使われています。
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2023.10.30
2023.10.23
2023.08.18
神戸の阪神電車・元町駅の地下に昭和22年の開業以来76年間生きた地下飲食街「有楽名店街」が9月末をもって、幕を下ろすことになりました!
私も常連と言うほどではありませんが、親しんだ飲み屋街ですので、寂しいですね。
2023.03.22