2014.10.15
E・H・ハンターの足跡③~牛肉ビジネスの始まり

愛知県犬山市の明治村に文化財として移築保存されている明治時代の「大井肉店」の建物(明治村HPより)
大工の棟梁・留吉宅に寄宿したキルビーとハンターは、有史以来江戸時代まで家畜の”牛”を食用とする習慣のなかった日本に「牛肉を食する文化」を持ち込み、意識の変革を試みました。
農家から牛を買い付け、屠殺場と牛肉販売所を開き、普及に奔走しました。
”すきやき”と”牛鍋”のおこりです。
この時の”すきやき”とは今のステーキで、”牛鍋”が今のすきやきとのことです。
神戸ビーフの起こりはこのあたりにあるのですね。
この牛肉ビジネスがきっかけで、当時兵庫裁判所の外国事務局判事の伊藤俊輔(後の伊藤博文)と知り合い、伊藤が初代兵庫県知事から初代・第5・7・10代内閣総理大臣を務め、ハルピンで暗殺されるまで交流は続きました。
その牛肉食文化を今も伝えるのが明治四年創業の株式会社「大井肉店」さん!

日本でも屈指の精肉店として、四代目岸田伊司さんが時代の波に乗った近代経営をされています。
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